自分はすごく本を読んでいる人ほどではないけれどもそれなりの本を読んでいるように思います。
あと、ある時期からそうなろうとしていた記憶があります。
久々にそんなことを思い返していたので、思い出したこととか今何を読んでいるのだろうかといったことをつらつらと書いてみようと思います。
いつから本を読もうと思うようになった？
大学生のころ、長期の休みで帰省してきたときに一日中サンクリスタル高松という市の図書館に通い詰めて、そこにある本を気が向くままに読んでいた覚えがあります。
その当時にはなぜか色々本を読むようになろうと思っていたのですが、なぜでしたっけ。
高校生の頃図書館にこもっている人を見てうらやましいと思っていたような気はします。
自分の落ち着ける場所を見つけているみたいに感じたような、あるいはそういうキャラ漬けにあこがれていたような気もします。
後者はあさましい気もしますが、実際そうなのでそうでしょう。
何より今もあこがれているところがあります。
ただ、高校生当時はそこまで本を読むこと・・・というか、学校で何か学ぶこと全般に対してあまり気乗りしていなかったこともあり、そこまで図書館に通い詰めることはしませんでした。
一、二回くらいだけ音楽のユーモラスな歴史の本と、何かの小説の短編集を借りた覚えがあります。二冊目はタイトルも覚えていたはずなのですが思い出せません、検索でも引っかかってくれません。
確か「世界は何度でも滅亡している」みたいな名前の本だった気がするのですが。
タイトルに惹かれたのですね。たぶん。でも、話はいくつか覚えています。特に「死者を生かす物語」というのはそれなりに心に深く刺さっています。有名なところでは「夏のわすれもの」みたいなお話です。
その後、大学生になってからはそれなりに自分の思い思いにモノを学ぶことに目覚めて、何か興味を持てそうなことを求めて、それで図書館に通っていたような、そんな気がします。
今は何のために読んでいる？
最初のなぜ本を読むようになりたいと思ったかという話には自分の落ち着ける場所を探していたというのとそういうキャラでいたいという2つの理由を挙げたのですが、今はどちらかというと前者を求めている方が強いように思います。
世の中の気晴らしはお金を使うことが多すぎます、けれども将来的なことを考えるとかなりのペースで貯金を進めていく必要があります。
本は一度買えばそれなりの時間楽しめますし、一度読んだ後読み返すこともできます。
とかなんとか言いながらあれこれ買っているうちに、今からずっと読んでいたとしても1年くらいは持ちそうなほどの本を買い込んでしまいました。
いわゆる積んでいる本が増えています。
これらを読んでいる限りお金も減らないし(もう支払いも済んでいることですし)、退屈もしないのでいいのではないでしょうか。
今はそう考えています。
もう一つあった、読みたい理由
そう思いながら本棚を見ると、もう一つあれこれ読んでいる理由を思い出しました。
あまり明るい理由ではないのですが、何者かになろうとして本を読んでいる部分があるという理由です。
本を読んでいるキャラになりたいというのも何かになろうとしている、の一つではあるのですがそういったメタな部分の話ではなくて、本を読んでそこで知ったことを身につけてそれで何かになろうとしていたということです。
まあ一般的な本を読む理由とも言えるのですが、IT技術の本、３D制作の本、イラストの描き方の本が本棚に積みあがっています。
ただ、どれも満足にできるようになっていません。
途中であきらめているものもありますし、その本の内容を説明しろと言われれば説明できないものが多いです。
結局読んでも見についていません。
ただ、これを読めばそうなれるようになると思って買っただけなのです。あさましいことこの上ないです。
何せ実際にそうなれていないのですし。
時々そう考えて本棚にあるあらゆる書籍について「お前はこれを読んでなろうとしたものになれていない」といって自分のことを責めがちになります。
しんどいですね。
そういう理由とはうまく付き合っていかなければなりません。
何もかもがうまくいくわけでもないのですし。
やろうとしたとおりにできるわけでも、なろうとしたとおりになれるわけでもありません。
ただ、そういったものの先で何とか納得できるような自分自身を見つけられたなら、他の誰かにはなれなかったけれども自分自身にはなれたと言えるのかなと思います。
大半の場合は自分自身に納得できなくて、自分自身にすらなれません。
その落としどころを探るのが人生な気もしますし、今の自分の家の本棚(カラーボックス)との付き合い方でもあるような気がします。
何とか付き合っていきましょう。
おわりに
今日は引っ越し前で本棚を整理していたので、そういえばなんでうちはこんなに本があるんだと思って記事を書き始めました。
世の中には本を読む人、読まない人は色々いますし付き合い方もそれぞれあるような気がします。
それを通して何を得たいかについてもたぶんいくつもパターンがあるでしょう。
それが何にせよそれぞれで思ったものが得られればいいなと思っています。かしこ。
