今朝のお話です。
朝に家で祖母と話している時、のえみが小学生のころ習っていたバドミントンのコーチの話題になりました。
のえみが通っていた小学校にスポーツの部活のようなものがあり、そこに所属していたことがあります。
そのコーチの方は近所に住んでいるのですが、のえみが小学生の頃でさえそれなりに高齢の方でした。
当時から15年は経っており、まだご存命かどうかも知らなかったのですが、祖母によると今でも時々家の前をランニングしているそうです。
当時でもスポーツ部活のコーチをする方ということで、毎朝ランニングを欠かしていないという話を聞いていましたが、今も続けていらっしゃるようなのです。
さすがに部活のコーチは引退したかなと思いますが、なんだか懐かしく感じました。
のえみのバドミントンの部活の思い出は、とてもグレーです。
というのも、小学生の6年生の半ばくらいでその部活に行かなくなってしまったからです。
自分はバドミントンについてはそこまで上手でもなく、非力で、向上心もほとんどありませんでした。
同じ部活内に勝てる相手もあまりおらず、それどころか学年が上がって後から入ってきた人にも負けるようになることがよくありました。
向上心も無いのに、それまで勝てていた相手に巻けるようになると悔しくて泣いていた記憶があります。
その頃から何か人と勝負したり対戦したりすることは避けるようになりました。
本気で取り組んでもないので悔しいと思うべきでもない、という理屈もありますね。
正しいのですが、その記憶が今までずっと影を落としています。
練習時間も早く終わらないかなとほとんどの時間を時計を見て過ごしていました。
部活の練習時間は終わるのを待つだけの時間でした。
そのまま今では、仕事の時間が時間が終わるのを待つだけの時間になっています。
何をするにしても時間がさっさと過ぎないかな、と思うようになってしまったのは当時からの習慣です。
あまりいい思い出がありません。
あまり肯定的に捉えられることのないはずの活動なのですが、コーチの話を聞くとなぜか懐かしくなってきました。
その後、家からのえみの部屋に戻ろうと家を出たのですが、歩道を向こうから走ってくる人がいます。
ランニングをする人は家の周りだと多いですが、それなりに背の曲がった高齢の方です。
そしてその顔つき・・・思い出してしまいました。
まさに話を聞いた日に合ってしまうとは思いませんでしたが、時間的にも、間違いなくそのコーチです。
「お久しぶりです」
と、何とか話しかけることができました。
「戻って来とったんか」
「ええまあ」
「がんばれよ」
「ありがとうございます」
それくらいの会話を交わして別れました。
何か特別なことを言ったり聞いたりしたわけでもないのですが、なんだか感慨深い気分になりました。