はじめに
パウンドケーキ焼くことってあるじゃないですか。
卵2個と砂糖、小麦粉、バター(安く済ますならマーガリン)をそれぞれ100g。
それだけで焼き菓子が作れるので安上がりなことこの上ないです。
調理器具もボウルとパウンド型と計量器と、あとはオーブン機能付きのレンジがあれば簡単に作れてしまいます。
そんなわけで我が家でもよくパウンドケーキを焼くのですが、割と失敗は多いのですよね。
オーブンとの兼ね合いだったり、あるいは自分が悪かったりもするのですが、理由はいくつかあるのがやっとこさ分かってきました。
今回はそのあたりについて共有していければと思います。
失敗その1: 材料をケチった
お菓子作りをするときにあるまじきことなのですが、材料をケチることがあります。
上記の材料でパウンド型2つに分けて焼くと一つ辺りのサイズがちょっと物足りなくなってしまいます。
けれど、1つに集めると大きくなりすぎてしまうのですよね。
それではどうするか、小麦粉の量を増やしてパウンド型2つに分けて焼けば分量膨らむじゃないですか。
といった考えで小麦粉の量を120g-130gくらいまで増やして焼きました。
結果はご想像の通り、かなりパッサパサにりました。
なんか、小麦粉の素材本来の味がかなり強気に出てくるのですよね。
もう少しバターのしっとりした味にも前に出てほしいところなのですが、小麦粉を増やしてしまったのは自分です。自重しましょう。
材料をケチるなら許容できるのはバターをマーガリンに変えるレベルまでです。
そのレベルまでなら味にそこまで差は出ません、少なくとも自分の舌ではそこまで差を感じません。
失敗その2: 焦がした
オーブンの火力が強いと、それなりにケーキの上面が焦げます。
レシピだと大体170度~190度で焼くことになっているのですが、170度でも焦げるときは焦げます。
オーブンにもよるのですが、火の当たり方やらなにやらで焦げやすさには差が出そうな気がしています。
この失敗は目にもつきやすいですし味にも直結するのでなんとか対策したいところです。
この対策として自分がやっているのは、焼いている途中で表面に焼き色がついてきたらアルミホイルを上にかぶせて直上からの火を遮るようにすることです。
これによって、アルミホイルをかぶせた後はそれ以上焼き目がつくことなく、焦げることもありません。
あとは横方向から当たる火で内部が煮えるのを待つばかりになります。
失敗その3: 内部が煮えてない
失敗その2ともかかわるのですが、内部が煮えていないこともあります。
特に、温度を高めすぎて表面が焦げるようになったので途中からアルミホイルをかぶせると、その後中身がそこまで煮え切らないまま焼く時間が終了してしまうこともあります。
そして恐ろしいことに、この失敗に気付くのは焼き終わって冷ました後、切り分けるタイミングなのです。
上の方はそれなりに気泡も入ってふっくらとしている一方で、下の方は生地のまま、塊にはなっているもののそこまで膨らんでいないというような状態になりがちです。
食感にも大ダメージです。
おそらく、オーブンは上方向からの熱がそれなりに強くて、その熱でパウンドケーキの内部まで煮えたりするのでしょうね。
オーブンがどのようなものにもよるかと思いますが、自分が使っているオーブンではそのような動きをしているように見えます。
結局どうするのがいいのか
結局、失敗2と失敗3を通して、何とかうまくいった方法があるので共有です。
すべてのオーブンでうまくいくとは限りませんが、自分の場合は温度は控えめ、アルミホイルをかぶせるのは遅めとすることでそれなりにパウンドケーキを焼くのに成功するようになりました。
オーブンの温度を下げることで、表面に当たる温度を下げて焦げ付きにくくなります。
とはいえ、焼き始めてから30分~40分経つと焼き目がついてくるので(190度だと10-20分で焦げ目ができるくらいでした)その時にアルミホイルをかぶせます。
そうすることで最初の時間でそれなりに火が通り、アルミホイルをかぶせて火が通りづらくなった後も残りの火で中を煮え切らせることができたようです。
また、材料はケチらず、思い切ってパウンド型は一本にまとめるようにしました。
切り分けたときの個数は少なくなりますが分量は変わらないです。
こればっかりは味を優先しましょう。
まとめると、
オーブンの温度は170度
焼き時間90分
30~40分経ったら様子を見てアルミホイルをかぶせる
パウンド型は一つに全量を流し込む
といった条件で焼くとしっとりふんわり、表面もいい感じに割れ目のできたパウンドケーキを焼くことができました。
とはいえ、おそらく実際のところはオーブン周りの適切な設定はそのオーブンによって異なるかと思います。
だって、実際パウンドケーキのレシピには途中でアルミホイルをかぶせるなんて工程ないですし。
おそらく設定した温度で最初から最後まで同じ温度で焼けば焦げることもなく丁度良く焼き目がつくことを想定されているように感じます。
実際のところはどうなのかというのはオーブンによって異なると思うので、失敗2と失敗3を繰り返しながらちょうどいいところを探るのが現実的な落としどころなのかなと思います。
これを読んでいる方も、パウンドケーキを焼くときは時間と材料をそれなりに用意してオーブンと相談しながらちょうどいい焼き方を探ってみてください。
良い焼き菓子ライフを!