インターネットプロバイダーで乗り換えキャンペーンをやっているところって色々あるじゃないですか。
これがあるので別のより月額費用の安いプロバイダーに気軽に、それなり頻繁に乗り換えられるというものですが、最近その中でうっかり罠を踏んでしまったので共有です。
乗り換えキャンペーンの概要
インターネットプロバイダーの乗り換えキャンペーンとは、あるプロバイダーから別のプロバイダーに契約を乗り換えるときに乗り換え元プロバイダーとの間に発生する費用を一定金額まで乗り換え先プロバイダーからキャッシュバックを受けられるキャンペーンです。
例えば元の契約でルーターなどの機器を購入していてその費用を月額支払いしていた時、解約時は残っていた費用をすべてまとめて支払わなければならなかったりします。
あるいは元の契約で「〇年以外に解約した場合違約金が発生します」というような条件があった場合には解約時にその分の費用を支払わなければならなかったりします。
そういった場合に、それらの費用を乗り換え先のプロバイダーが契約者に対して契約後にキャッシュバックしてくれることで実質的に契約者の負担なく契約を乗り換えることができます。
キャンペーンの適用の際にはそういった費用を支払ったという証明が必要です。
大体の場合、流れとしてはまず契約者が前の契約の終了時に発生した費用の証明となる資料を送ります。(例えば発生した費用の請求書とか)
すると新しい契約をする方のプロバイダー内でその書類を確認して、キャッシュバックの対象とするかどうか審査を行います。
結果キャンペーンの対象となるような解約時の支払いであると証明されれば、その費用を数日後ああるいは数か月後かにキャッシュバックされます。
キャッシュバック対象の罠
ここには一つ罠があります。
誰が仕込んだというものでもないのでしんどいのですが。
キャンペーン対象となる解約時の費用の一つに、購入した機器の費用の中でまだ支払っていなくて、解約時に支払うことになる費用があります。
こちら・・・
すでに機器の費用を全額支払っていたらキャンペーン対象になりません。
こうして書いてみると当たり前ですが、例えば前の契約を結んでから短い期間で乗り換えキャンペーンのある別のプロバイダーに乗り換えた場合、前の契約で機器をどのように購入したかによってキャンペーン対象に含まれたり含まれなかったりするということでもあります。
前の契約で機器を費用を分割して支払うようなキャンペーンがあってそれを使用していた場合、その費用を支払う期間の間に契約を解除しても費用は支払い続けるか契約解除時に残りの費用を全て支払うことになるので、これは乗り換えキャッシュバックキャンペーンの対象となります。
一方で、機器の購入時にその費用を全額支払っていたらそれは契約の解除時に発生した費用ではないので乗り換えキャンペーンの対象となりません。
なんとまあ。
対策
こればかりはもう乗り換えのタイミングで何をやってもどうしようもありません。
前の契約で機器の購入に関して、毎月支払いを行えるようなキャンペーンのあるような契約を結んでおく、というのが一つの対策になるかと思います。
対策といえるかは置いておいて・・・
機器の購入は正直残債を抱えたくないという気持ちがあって一括で行いたくなる部分もあるのですが、あとで別のキャンペーンとのシナジーを考えると分割で購入する選択肢があればその方が得になるようなケースが多いように思います。
そういったことが起きる部分を覚えておく、というのが一番の対策かもしれません。