今日は半日くらい小旅行をしてきました。
と言っても、目当ての観光名所があってそこに行こうとしたわけではなく。
高松の南の方に、山の方に入っていく面白そうなバスの路線を見つけたのです。
山道を走るバスに乗るために小旅行
のえみは山道とか峠道とか、そういった場所が好きです。
特にバスとか、あるいは家族が運転する車か、とにかく自分以外が運転する車でそういった場所を通るのが好きです。
運転に集中しないで、窓の外の山の景色を眺めていられるので。
そういうわけで、街中から山の方に路線が伸びているバスがないか調べていたら・・・見つけました。
香川町のコミュニティバスです。
空港通りから出ていて、南の方の香川町の方まで路線が伸びています。
終点は2つあり、一つは下倉。高松空港のすぐ南側です。
道を一本挟んでさぬきこどもの国のすぐ近くです。
もう片方は天神。向坂の辺りで分岐して、下倉は西に行くのに対して天神は東の方に伸びています。
どちらも香川の南の山中に入っていく路線で、乗っていて面白そうですよ。
どちらに行こうか迷いましたが、下倉の近くに「昔ながらの中華そば屋 吉田」というお店がありました。
ホルモンラーメンというメニューがあるそうでなんだか気になりました。
折り返すのが多分昼頃になりそうだったので降車場所の近くでは何か食べたいですね。
そうなると何か食べられそうな店がある下倉に行こう、ということでバスの路線を決めて、ゴールとしてはこの中華屋を設定しました。
こうしてバスに乗りたいという手段を目的にした小旅行は中華そば屋に行くという建前の目的を手に入れて実現に移されたのです。
誤算、午前中の便は全部天神に行く
そういうわけで朝から琴電に乗って空港通り駅に降り立ったわけですが、思わぬ誤算がありました。
時刻表を見てもらえると分かるのですが、午前中に空港通り駅から出るくだりの便は、全部天神の方に行くのです。
午後の便は天神で折り返して下倉の方にも行くそうなのですが、午前中はそこまで行きません。
バスに乗ってからバスの運転手さんにそう言われてびっくりして、それでは西と東に分かれる分岐点近くの向坂まで乗ることにしました。
地図上は空港の南東のすぐ近く、そこまで距離も遠くないでしょう、歩いちゃえ。みたいな気分です。
ちなみにこのコミュニティバスはどこからどこまで乗っても240円の定額で、先払いする形でした。交通ICはIruCaが使えるのですが持ってなかったので現金で支払いました。両替は小銭だけできます、こういう時に小銭が少ないとひやひやしますね。
下倉までは思いのほか歩いた
向坂で降り立ったはいいのですが、道のりを確認しようとしてみるとかかる時間は45分と出ました。
見た目の割に距離がありました。縮尺が案外小さかったのですね。
とはいえ余裕出歩ける距離ではあったので歩きましたとも、ええ。
途中から右足の甲が謎に痛くなりました。
骨が何かおかしいかとも思いましたが、体重をかけないでいると痛まないのと、つま先を上げる動きをすると痛むのでおそらく筋肉の何かの痛みですかね。
そんな痛みと付き合いながら45分の道のりを歩きました。
山道、坂道ということで色々眺めながら歩きました。
このあたりに生えている木は竹で、道路の両側は竹林に挟まれていました。
他に稲を収穫した後の田んぼ、放置されたビニールハウス、謎の水路のパイプ・・・
この辺りでも選挙カーが走っていました、そういえば明日選挙ですね。
そんなものがあるのをぼんやり眺めながら歩いていました。
こういう特に何もない歩く時間というのが案外楽しいものです。
普段の家でいるときの考え事をしている時間がしんどすぎるというのもありますが、そういう中ではいい気分転換になりますね。
こういう散歩の時間を積極的にとっていきたい気がします。
特にここ最近は試験勉強だの勉強だので休日もあまり休めていませんでした。
ちょっとは時間を作りたいです。
昔ながらの中華そば 吉田
45分歩いたのち昔ながらの中華そば 吉田に到着です。
今回はピリ辛のホルモンラーメンを注文しました。
入り口には調理に時間がかかりますと書いてありましたがそこまで時間もかかっていなかったような気がします。
大手のラーメンチェーン店ほどではない、というくらいですかね。
ホルモンと野菜はラーメンとは別に炒めて調理していました。焼き目がついてて香ばしかったです。
これで700円というのは今どきにしてはかなり安い方な気がします。
到着したのは昼過ぎだったのですがしばらくするとそれなりに人でも増えてきました。
作業服姿の方もいらっしゃったので、この辺りで仕事をしていて日常的に通っていらっしゃる方も多そうです。
ごちそうさまでした。
下倉八幡神社まで行く
帰りのバスの時間まで余裕があったのでしばしこの辺りを散策していました。
このあたりにある神社を見てみようと思って、下倉八幡神社までやってきました。
通りから一本入ったところにある、竹林に囲まれた神社です。
鳥居は建てられたのが大正7年に建てられたことが書かれてました。100周年を最近迎えたのですかね。
賽銭箱は外にはおいておかずに、建物の中にしまい込んで窓ガラスの一部だけくり抜いて賽銭を入れる穴にしてあるのが特徴的でした。
地面も苔生して、忘れ去られているように見えて紙垂は新しい辺り、誰かしら手は入れていることが伺えて趣があります。
しばしたたずんできました。
おわりに
その後はバスと琴電を乗り継いで帰るだけでした。
何かあったわけではないですが充実した感覚のある、そんな旅です。
これからもたまにはこんな小旅行をしたいですね。
今度はどこに行きましょうか。