もうすぐお盆なので(時期的にはもう入ってますが)、実家の掃除に駆り出されました。
のえみとしてはブログ書いたりもうすぐある資格試験だったりをするつもりだったのですが、まさに掃除をしているその場に居合わせてしまった以上仕方ありません。諦めましょう。
のえみの人生はこんな風にその場その場で何かに巻き込まれながら生きていく羽目になりそうな今日この頃です。
母は片付けができない
のえみの母は片付けや整理整頓が大の苦手です。
自分のものについては特に。
モノが捨てられない系のタイプで、家にはものが増える一方です。
書類や広告、カレンダーまで既にその月やイベントに期日が過ぎたものでも「その日どこに行ったか分かるから・・・」と言って捨てようとしません。
さらにはものが置けそうな場所にはどこにでも置いてしまうため、前にメモが一枚くらい置いてあるなという場所があると数か月後にはそこには書類の束が居座ったりします。
書類が一枚置かれるとそこには30枚くらいの書類が上に積まれると思わなければなりません。
これまで書類が置かれていなかった場所も油断できません、ここ数年でそれなりに広かった台所にいつの間にかそこかしこに書類の束が置かれるようになってきています。
さすがに台所は家族の共用の場なのでうち一人の所有物で埋め尽くされるのはよくないと思ってはいたのですが、ここ最近まではそれも自分の住んでいる家ではないし別にいいかなと考えていました。
まあ、香川に戻ってきてこの実家には住んでいない理由の一つはこんな部屋に住みたくないから、というのはあるのですが。
遠方の家族が帰ってくるので片づけを手伝う
そんな気分でいたのでここ最近まで無視を決め込んでいたのですが事情が変わってきました。
父の弟の一家がお盆なので久々に帰ってくるそうです。
母以外の家族はみんな今の家の状態で人を迎えられるとは思っていないのですが、みんな母に片付けろと言ってトラブルになった過去があります。
配偶者の父は母にそんなに強く言えませんし(そもそも意思を持っているか怪しい人です)、祖母は母から見たらにっくきお姑さんです。
聞き入れてもらえないでしょうね。
ということでのえみにお鉢が回ってきました。
祖母曰く「お前の言うことだったら聞いてくれるだろ」ということです。うーん、寝技に持ち込んできましたね。いいのですが。
確かにこのまま父の弟一家を迎え入れるのには気が引けるのと、自分がそもそも母の持ち物を家族共有の場所に置いておくのはどうなんだとは思っていて意思が一致したので(半ば無理やりに)台所の片づけを始めました。
物が捨てられない母のことを諦める
とはいえ片付けるにも、モノを勝手に捨てるわけにはいけません。
以前にも祖母が母の「必要な」書類を邪魔にならないように別の場所に移した結果母がそれを探し回って祖母に詰め寄るトラブルになったことがあります。
何かを片付ける、特に捨てるには母の承認が必要です。
ということで手始めに電話の前の書類の束から片づけを始めたのですが、大半のものを必要だと言って台所の別の隅に移動させてしまいモノが減りません。
そして1-2時間悪戦苦闘してやっとこさ電話の前の1区画だけスペースを空けることができました。
このペースでは到底追いつきません。
家族でない他人が台所に来るんだぞ、分かってるのかーーー
みたいな気分になってきます。
そして多分そのために片づける気がないのであろうこと、一方で他の家族は母の私物が台所に置かれることで迷惑していること、自分としても母の私物が家族共用の場所に置かれるべきでないと思っていることから一つの妙案が浮かびました。
そうだ、母のものは全部母の部屋に押し込んでしまおう・・・
それが妥当です。
母の性格は直すことは無理です。その手の専門知識も持っていませんし自分にも本人にも直す意思もありません。
母の部屋は既に散らかっているのですがそれでも母の部屋なので母の勝手です。これ以上散らかっても困るのは母だけです。
また、この方法であればモノを捨てることを考えなくて済むので(移動させるだけです)モノを一つ一つ捨てるかどうかを母に聞く必要がありません。
「ここにあるもの、母の化粧台の後ろに全部移動させておくからね、すぐに必要なものはあとで整理しておいてね」
とだけ伝えて、台所のものをそれぞれ袋に詰めて母の部屋にピストン輸送します。
あまり頭を使わずに済みますし、1-2時間くらいで台所のテーブルの下、PC台周りの全体、電話台周りすべてのものを片付けることができました。
本当はまだ電話台の上とかいくらか書類が残っている場所もありますがそのあたりはもう容赦しておきます。
時間が足りませんでした。
また、この移動の結果母の部屋のベッドの周りに書類と袋のタワーができました。背の高さ弱くらいまでは詰みあがっています。
老いた場所の下には既に着なくなった衣服が積みあがっていてその上に積んでいます。
地震が起きたら崩れるやもしれませんがまあ命までは奪われないでしょう。
耐震基準も満たしています。たぶん。
自分の持ち物を台所に置いてはいけないと母に言い含める
片づけをしながら、何度も母に
「自分のものはちゃんと自分の部屋に置いてね、台所とか廊下とかは他の家族も使う場所だから自分のものを置いて塞ぐのはよくないよ」
と言い含めました。
伝わっているかは微妙です。
この家は放っておけば母の私物を置く場所が拡大していきます。
今回の片付けでその波を一段くらい押し返すことができましたがまた放っておけばどこかに書類が置かれ、その上に私物が積まれていくことでしょう。
家族との境界は引いてもらわねばなりません。
自分が今いる部屋にも母が構わずに下着を干しに来ます、ここ息子の部屋ですよ!
と言っても聞いてくれるかわかりません、自分にできることは自分でその境界を引いて管理することです。
まあ実家近くに引っ越してくることもできましたし、見張ることができます。
これからもこの境界を維持していきましょうね。