本を読んだ

「愛と美について」を読んでた

ここ最近、著作権切れ文学を公開しているサイトの青空文庫で太宰治さんの作品を読んでいます。

一つ一つが短くてさっくり読めるのがいいですね。

サイトの中では作品があいうえお順に並ぶので何か読み進めている感があるのも好きです。

公開されているのは太宰治さんの作品だけで274作、10作くらいは読みましたが今のところまだ作品の頭文字は「あ」から抜け出せていません。

その中でちょっとおもしろかった作品があったのでその話をします。

「愛と美について」

5人兄妹のお話です。

この5人兄妹は一緒にいて暇になると物語をそれぞれ一部分ずつ即興で作って話していくという習わしがあるそうで、それをやる話です。

思想の設定だけ語りたい末の弟と、それをカバーして話を前に進める長女と、ニヒルな性格なのに話の展開を巧みに作る次男と、話のオチをつける次女と。

そしてなぜかその綺麗に〆た後に主人公の外見の話を突っ込もうとするのが長男です。

こんな兄妹が家族としてうまくやっていけている日常が想像つきませんが、それぞれに語り口が違っていて、話したいこと話しててるのだろうなーというのが見えました。

全体を読むのに10分もかからないような作品ですが、こういったちょっと面白い文を延々読んでいたいときには重宝しそうです。